2014年09月21日 [病気のこと]
今話題のSFTSについてA
院長の安中です。
前回はSFTSの病態・感染経路のお話をしましたが、その続きです。
SFTSはマダニが媒介するのですが、ではどこのマダニがウイルスを保有しているのか?
現在までに発生が認められたのは関西地方より西の地域で、関東での発生は確認されていません。
ただ、感染源と考えられているマダニ(フタトゲチマダニ等)は関東以北にも存在している種類のため、
いつ関東で発生しても不思議ではない状況だと思います。
また、SFTSはヒト以外の動物では感染しないのかという疑問もあると思います。
これに関してはシカ等の野生動物の血液検査でSFTSに対する抗体が認められたことがあるので、
感染はするが発症はしない(症状が現れない)のではないかと現状では考えられているようです。
全てのマダニがSFTSウイルスを保有しているわけではないので、
噛まれたから絶対に感染するということはないです。
何%くらいのマダニが持っていて、どこの地域のマダニで多いかなどは現在調査中のようです。
今までの話からも、SFTSに感染しないためにはいかにマダニと距離を置くかが重要であることが
分かったと思いますので、次回はそのマダニの生態について詳しくお話ししたいと思います。
前回はSFTSの病態・感染経路のお話をしましたが、その続きです。
SFTSはマダニが媒介するのですが、ではどこのマダニがウイルスを保有しているのか?
現在までに発生が認められたのは関西地方より西の地域で、関東での発生は確認されていません。
ただ、感染源と考えられているマダニ(フタトゲチマダニ等)は関東以北にも存在している種類のため、
いつ関東で発生しても不思議ではない状況だと思います。
また、SFTSはヒト以外の動物では感染しないのかという疑問もあると思います。
これに関してはシカ等の野生動物の血液検査でSFTSに対する抗体が認められたことがあるので、
感染はするが発症はしない(症状が現れない)のではないかと現状では考えられているようです。
全てのマダニがSFTSウイルスを保有しているわけではないので、
噛まれたから絶対に感染するということはないです。
何%くらいのマダニが持っていて、どこの地域のマダニで多いかなどは現在調査中のようです。
今までの話からも、SFTSに感染しないためにはいかにマダニと距離を置くかが重要であることが
分かったと思いますので、次回はそのマダニの生態について詳しくお話ししたいと思います。