2024年12月15日 [病院のこと]
院長マラソンのご報告 と Mt.〇〇
こんにちは、獣医師の大野です。
先日院長がついにフルマラソンに出場し、
無事完走して生きた状態で帰ってきました。
前日の土曜日はいつも通り19時まで診察をし、
帰宅後荷物を持って電車で前日イン。場所は・・・
神奈川県海老名市
会場に直通バスが出ている海老名駅付近のホテルに泊まり、翌朝はそこから会場に向かいます。
ホテルとはいってもおしゃれホテルではなく
ビジネスホテルでおなじみ、東横インです。
でも普段地味〜な繰り返しの日常を過ごしている院長にとっては
ビジネスホテルに宿泊するだけでもちょっとテンションが上がります。
↑私からしたらこんなの鼻血もんですよ。
実は何を隠そう、私は旅行が好きです。
好きという割に全然旅行の写真を投稿しないのは、
出し惜しみしてるわけでも秘密主義でもなく、単に何処にも行けてないからです。
行ったからと言って別に何するわけでもなく、一応名所に行ってみたりもしますが、
基本的にはそこに向かう道中と、宿泊するホテルでまったりするのが好きです。
軽井沢に行った時もユニクロでカーディガンだけ買って帰ってきました。
そんなもの何処のユニクロでも売ってる・・・
当院では小池さんが旅行好きで、ブログでも何度か書いていましたが
本当は書いている以上に、数か月に１回レベルでどこかに泊まったりしてます。
私が記憶してるだけでも北海道、仙台、京都、長崎、大阪、山梨、他にも
何らかのフェスとか何らかのイベントとかネズミーランドとかどこぞの海水浴場とか
日本各地を飛び回っています。
趣味が同じとはいえ、小池さんの旅行はちゃんと新幹線とかに乗って
ちゃんとおしゃれホテルに泊まって、ちゃんと名産品を食べて・・・なので
もし一緒に行ったとしたらお互いにカルチャーショックを受けることになりそうです。
私はここ数年はコロナ禍だったり物価高だったり個人的に金欠だったりで
かれこれ５年ぐらい旅行できていません。
先日小池さんに「大野さんはどれぐらい旅行行ってないんですか？」と聞かれたので、
「そうね〜2019年に２泊３日で青森へご先祖の墓の掃除をしに行ったけど、
それ以降はFP試験で前日にホテルに１回泊ったぐらいかな〜。
お金かかるしね〜そう簡単に行けないよね〜」と言ったところ、
「５年も旅行行ってなくて、辛くないですか？
それは本当に旅行好きって言えるんですか？」
という、なんともまあ率直な問いかけをされました。
「悪かったね！それでも好きなんだよ！
行きたくても金がないんだよ！小娘が！」
と一蹴しておきました。でもね、行きたいですよ本当は・・・
そんなわけで、自分には全く関係ないのに
院長がビジネスホテルに泊まるって聞いただけでドキドキわくわくしてしまい、
数日前から「どういう部屋だろう・・・」「朝食どうなってますかね」
「チェックインしたら何します？」「周りに何かお店あるかな〜」 とか、
別に自分が泊まるわけではないのにコーフンしてしまいました。
ゴール地点付近には
こんな感じの出店もあったようで、ちょっとしたお祭り騒ぎですね。
これ見たら「一緒に行けばよかった・・・」と思いました。
院長が通過した時だけ必死で応援して、基本的にはこっちに取り組みたい。
もしかしたらいつの間にか通過しちゃうかもしれないですが・・・
足には前回同様
こんな感じのタグがつけられていて、前回同様“ガチ勢”が先にスタートするので
院長のスタートは11分後だったようです。
う〜ん、ごった返してますね。この時点で私は人酔い確定です。
練習でも基本的には20キロぐらいまでしか走らず、何度か30キロ走った時には
と〜っても疲れたようで、ましてや40キロ以上なんてもう完全に未知の世界！
果たして完走できるのか、そもそも生きて帰れるのか・・・が争点でしたが
ちゃんとゴール出来たようで良かったです。天気も良かったですからね。
マラソンに誘ってくれたお友達とパチリ
因みに記録は
こんな感じでした。私の睡眠時間ぐらいですね。
翌日の月曜は流石に疲労がたまっていたようで、
階段の上り下りは手すりをしっかり掴んでゆっくり行っていたようですが、
それでも通常診察をこなし、私が会った火曜にはもう普通に歩いていました。
なので弱っている貴重な姿を私は目にしませんでした。ちぇっ！
というわけで、院長の「死ぬまでにやりたいこと」の１つが達成されました。
他にどんなのがあるのか聞いてみたところ、【富士山登頂】とのこと。
あ！それは私もやりたい！
富士登山って、やったことないので完全に想像で語りますけど、
頂上に到着したからと言って特別なことをするわけではないですよね。
多分下界を見下ろして、「うちはどの辺かな〜」とかボケをかまし、
「やっほ〜」とか言ってみて、いやいや、やっほ〜は頂上じゃ意味ないじゃん！
声がぶつかるここより高い山がないとダメじゃん！とか突っ込んで、
あとは・・・そうですね、友達100人とぱっくんぱっくんおにぎり食べるぐらいですか？
多分醍醐味は頂上に着くまでの道中だと思うんです。
目的地が目的ではなく、その過程が大事！
ということは、旅行先ではなくてそこに行くまでの道中が好きな
私にとってはもってこいではないかと。
心配なのは地上でも喘息で苦しくなりがちなのに
あんなに空気が薄い所に行って呼吸は出来るのか、ということと
あとはやはり体力があるのか、と言うことです。
先日TVで98歳のおばあちゃんが登頂しているのをやってたので、
同じように何日もかけてのんびり登るなら行けそうですけどね。
院長は多分余裕で登頂できると思うので、それならも〜っと筋力つけてもらって、
私も途中までは全力で頑張るから「もう無理！」ってなったら
背負って行ってくんないかな〜と思っています。
そうなると今の院長には無理です。まだ鍛え方が足りません。頑張れ院長！
まあいずれにせよ、いきなり富士山ではなく小ぶりな山から慣らすべきですよね。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
昨今、杖ついて歩くおばあちゃんたちもLINEやSNSを使う時代のようですが
私は今でも通信手段は電話かメールか郵便です。
LINEやSNSが便利であることは重々承知しているものの、
「繋がりたくない人と繋がっちゃった」とか「既読がついているのに返信がない」とか
「グループ抜けたいのに抜けられない」だのなんだのかんだの・・・
SNSトラブルで大変な思いをしている人も沢山いると耳にするたびに
「私のキャパシティを超えちゃうな。これを上手に使いこなしてトラブルを起こさずにいられるほど
自分は出来た人間ではないし、身の丈に合わないな・・・」と思ってしまいます。
自分のキャパに見合わないものに手を出して苦しむよりも、
それなら最初から踏み入れなきゃいいかなと。
一度始めてしまったら抜け出せないんでしょうし・・・。
39歳の、人間としてまだまだ未熟な自分には早い！と思ってるので
10代20代の若い子たちがトラブるのは当然ですね。
大人でも難しい世界ですよ。
なのでいつか大金を手にして仕事しなくても生活できて、
「やることがない〜暇だ〜」ってなったら１からちゃんと学んで使おうかなと思っています。
SNSやLINEをしない、メールしか使用しないということは
「この人知り合いかも・・・」みたいな機能はないので
学生時代の友人たちと突然再会、ということもありません。
特にケンカ別れしたとかではないけど、住んでいる地域や環境が変わると
連絡を取らなくなったりするのは自然なことかな…と思いますし、
もし私になにか用事がある人がいたとしても、
20年以上メールアドレスを変えていないので、本気で連絡とろうと思えば出来るはずです。
先日私の携帯に「もしかして・・・このアドレスまだ使える？」とメールが来ました。
相手は女子高時代の友人Aちゃんで、最後にあったのは15年ぐらい前でした。
「使えるよ〜」から始まり何度かやり取りを繰り返し、Aちゃんの近況報告を聞きました。
Aちゃんは某大学の物理系の学部に入り、そこから超大手のIT関連の会社に就職し、
企画開発を行う仕事をバリバリしていたようですが、
数年前に結婚して今は育休中とのことでした。
まあ、私の年代ではこの辺りの人生の段階が多いですよね。
他人の人生を聞いて色々想像を巡らせるのが大好物なので、
聞いててとても面白かったのですが、Aちゃんから「大野は今何しているの？」と聞かれました。
さあ！ここからが難しい！
別に自分の近況を話すことはダメではないです。
私の年齢で一番スタンダードな【結婚→出産】というイベントこそしていないものの、
別に警察にお世話になることもなく、社会に迷惑かけることもなく、
ただただ地味〜に生活しているだけなので、何も臆することはないのです。
が！
そういうことではなく、自分の近況報告をすることは別の危険をはらんでいます。
それは「相手を嫌〜な気持ちにさせないかどうか」ということです。
地味〜な生活であることには間違いないのですが、でも実は私は【隠れリア充】です。
SNS映えするような、リア充アピールできるような毎日を過ごしてはいないものの、
お金の使い方も、時間の使い方も、休みをどう過ごすかも、今日何を食べるかも
全ては私の自由な選択の中で日々を送っています。
傍から見ると何を楽しみに生きているのかがわからないようで、
うちの小娘(小池さん）にも「大野さんは何が楽しくて生きてるんですか？」
と聞かれたことありますし、
同じことを聞いてきた人は他に２人もいます。
（失礼な！小娘にはわかるまい！）
でも、たとえ金欠で趣味の旅行に行けなくても、
夜間の仕事を増やしてヘトヘトだったとしても、
何よりも自由を求める私にとっては、この生活はこの上ない幸せです。
だけど・・・もしそのことを私が口にせずにアピールにならないように心掛けたとしても、
Aちゃんが感じ取ってしまったらどう思うでしょう。
Aちゃんだって30歳過ぎるまで全て自分の好きなようにお金を使い、
好きなように時間を使い、誰に縛られることもなくキャリアを積んできたはずです。
結婚→出産というイベントを経て一点の曇りもなく
幸せに生活をしていれば何も問題ありませんが、
もしかしたら自由が利かなくなったと悩んでいるかもしれません。
仕事を離れてキャリアが止まったことに対する不安とか、
家族は大切だけど「もし結婚してなければ・・・」と思っているかもしれないし、
私とAちゃんの生活の違いが浮き彫りになれば下手すりゃ突然泣き出すかもしれません。
Aちゃんが心の内を全て話してくれているとは限らないのです。
そんなことがパッと頭をよぎった私は、嘘をつくつもりはないけど
出来るだけマウントを取るようなことにならない様に、
ブログ投稿で培った文章力を最大限発揮して返信しました。
「私は動物病院で勤務医やってるよ。副業の仕事もしてるから忙しいし、
お給料の多い仕事でもないから大変だけど、
まあ、猫１匹養うぐらいなら出来るし、
猫も良い子なのでそれなりに楽しく生活してるかな〜」
みたいな。どうですか？嘘は1つもないけど「超羨ましい！」ってならない絶妙なライン！
これなら「そうなんだ〜」ぐらいで済みそうですし、
「マウント取られた！」とかならなそうですし
当たり障りのない無難な返答だと思いませんか？
すると、Aちゃんから比較的すぐに返信が。
大丈夫だよね？感じ悪くなかったよね？悲しい気持ちにさせてないよね？
とドキドキしながらメールを開いたところ・・・
「そうなんだ〜でも大野には
早くイイ人見つけて、早く結婚して、早く子供産んで
早く幸せになって欲しい！」
だそうです。
あれ？私、今の生活にと〜〜っても満足してるんですが・・・。
幸せになって欲しいって・・・今不幸だなんて一言も言ってないのに・・・。
なんかいつの間にか不幸のレッテル貼られてます？
いい歳して猫飼って一人で生活してるなんて、寂しいに違いない的な？
なんか、もしかしてマウント取られてますかね・・・
こっちはマウントにならない様に細心の注意を払ってたのに！そっちか！
みたいなことがあるから、昔の友人との距離の取り方って難しいですよね〜
メールでもこれですから、SNS始めた日にゃ大変ですよ。
まあ、生きてる世界がガラッと変わると理解の範疇を超えるでしょうし、
そうなるとマイノリティ側はいらぬモヤモヤを受けることになりがちです。
でも、どこかで見てるかもしれない私の知人の皆様に伝えたいです。
私はとても楽しい毎日を過ごしております、ご心配なく！
おまけ
私が幸せだな〜と感じる時。
↑のんさんがリビングのこたつから
「なかが あつくて しぬかと おもったにゃ」って
フラフラになりながら出てくるとき。
本当はのんさんの写真を載せることはマウントになるのではないかといつも心配です。
だって、のんさんて特別に可愛い猫ですし、
写真も可愛くない時がないんですよね〜。
何かまるで私が「可愛い猫しか相手にしないのではないか」とか誤解されそうだし、
もうのんさんの存在自体がマウントみたいじゃないですか・・・。
と院長に相談したところ、
「大丈夫です！のんちゃんは普通ど真ん中ですから。
ふつーの猫、ふつ助ですから！」
と言われました。
ああ〜やっぱり院長もひがんでるんですね〜。気をつけよう！
先日院長がついにフルマラソンに出場し、
無事完走して生きた状態で帰ってきました。
前日の土曜日はいつも通り19時まで診察をし、
帰宅後荷物を持って電車で前日イン。場所は・・・
神奈川県海老名市
会場に直通バスが出ている海老名駅付近のホテルに泊まり、翌朝はそこから会場に向かいます。
ホテルとはいってもおしゃれホテルではなく
ビジネスホテルでおなじみ、東横インです。
でも普段地味〜な繰り返しの日常を過ごしている院長にとっては
ビジネスホテルに宿泊するだけでもちょっとテンションが上がります。
↑私からしたらこんなの鼻血もんですよ。
実は何を隠そう、私は旅行が好きです。
好きという割に全然旅行の写真を投稿しないのは、
出し惜しみしてるわけでも秘密主義でもなく、単に何処にも行けてないからです。
行ったからと言って別に何するわけでもなく、一応名所に行ってみたりもしますが、
基本的にはそこに向かう道中と、宿泊するホテルでまったりするのが好きです。
軽井沢に行った時もユニクロでカーディガンだけ買って帰ってきました。
そんなもの何処のユニクロでも売ってる・・・
当院では小池さんが旅行好きで、ブログでも何度か書いていましたが
本当は書いている以上に、数か月に１回レベルでどこかに泊まったりしてます。
私が記憶してるだけでも北海道、仙台、京都、長崎、大阪、山梨、他にも
何らかのフェスとか何らかのイベントとかネズミーランドとかどこぞの海水浴場とか
日本各地を飛び回っています。
趣味が同じとはいえ、小池さんの旅行はちゃんと新幹線とかに乗って
ちゃんとおしゃれホテルに泊まって、ちゃんと名産品を食べて・・・なので
もし一緒に行ったとしたらお互いにカルチャーショックを受けることになりそうです。
私はここ数年はコロナ禍だったり物価高だったり個人的に金欠だったりで
かれこれ５年ぐらい旅行できていません。
先日小池さんに「大野さんはどれぐらい旅行行ってないんですか？」と聞かれたので、
「そうね〜2019年に２泊３日で青森へご先祖の墓の掃除をしに行ったけど、
それ以降はFP試験で前日にホテルに１回泊ったぐらいかな〜。
お金かかるしね〜そう簡単に行けないよね〜」と言ったところ、
「５年も旅行行ってなくて、辛くないですか？
それは本当に旅行好きって言えるんですか？」
という、なんともまあ率直な問いかけをされました。
「悪かったね！それでも好きなんだよ！
行きたくても金がないんだよ！小娘が！」
と一蹴しておきました。でもね、行きたいですよ本当は・・・
そんなわけで、自分には全く関係ないのに
院長がビジネスホテルに泊まるって聞いただけでドキドキわくわくしてしまい、
数日前から「どういう部屋だろう・・・」「朝食どうなってますかね」
「チェックインしたら何します？」「周りに何かお店あるかな〜」 とか、
別に自分が泊まるわけではないのにコーフンしてしまいました。
ゴール地点付近には
こんな感じの出店もあったようで、ちょっとしたお祭り騒ぎですね。
これ見たら「一緒に行けばよかった・・・」と思いました。
院長が通過した時だけ必死で応援して、基本的にはこっちに取り組みたい。
もしかしたらいつの間にか通過しちゃうかもしれないですが・・・
足には前回同様
こんな感じのタグがつけられていて、前回同様“ガチ勢”が先にスタートするので
院長のスタートは11分後だったようです。
う〜ん、ごった返してますね。この時点で私は人酔い確定です。
練習でも基本的には20キロぐらいまでしか走らず、何度か30キロ走った時には
と〜っても疲れたようで、ましてや40キロ以上なんてもう完全に未知の世界！
果たして完走できるのか、そもそも生きて帰れるのか・・・が争点でしたが
ちゃんとゴール出来たようで良かったです。天気も良かったですからね。
マラソンに誘ってくれたお友達とパチリ
因みに記録は
こんな感じでした。私の睡眠時間ぐらいですね。
翌日の月曜は流石に疲労がたまっていたようで、
階段の上り下りは手すりをしっかり掴んでゆっくり行っていたようですが、
それでも通常診察をこなし、私が会った火曜にはもう普通に歩いていました。
なので弱っている貴重な姿を私は目にしませんでした。ちぇっ！
というわけで、院長の「死ぬまでにやりたいこと」の１つが達成されました。
他にどんなのがあるのか聞いてみたところ、【富士山登頂】とのこと。
あ！それは私もやりたい！
富士登山って、やったことないので完全に想像で語りますけど、
頂上に到着したからと言って特別なことをするわけではないですよね。
多分下界を見下ろして、「うちはどの辺かな〜」とかボケをかまし、
「やっほ〜」とか言ってみて、いやいや、やっほ〜は頂上じゃ意味ないじゃん！
声がぶつかるここより高い山がないとダメじゃん！とか突っ込んで、
あとは・・・そうですね、友達100人とぱっくんぱっくんおにぎり食べるぐらいですか？
多分醍醐味は頂上に着くまでの道中だと思うんです。
目的地が目的ではなく、その過程が大事！
ということは、旅行先ではなくてそこに行くまでの道中が好きな
私にとってはもってこいではないかと。
心配なのは地上でも喘息で苦しくなりがちなのに
あんなに空気が薄い所に行って呼吸は出来るのか、ということと
あとはやはり体力があるのか、と言うことです。
先日TVで98歳のおばあちゃんが登頂しているのをやってたので、
同じように何日もかけてのんびり登るなら行けそうですけどね。
院長は多分余裕で登頂できると思うので、それならも〜っと筋力つけてもらって、
私も途中までは全力で頑張るから「もう無理！」ってなったら
背負って行ってくんないかな〜と思っています。
そうなると今の院長には無理です。まだ鍛え方が足りません。頑張れ院長！
まあいずれにせよ、いきなり富士山ではなく小ぶりな山から慣らすべきですよね。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
昨今、杖ついて歩くおばあちゃんたちもLINEやSNSを使う時代のようですが
私は今でも通信手段は電話かメールか郵便です。
LINEやSNSが便利であることは重々承知しているものの、
「繋がりたくない人と繋がっちゃった」とか「既読がついているのに返信がない」とか
「グループ抜けたいのに抜けられない」だのなんだのかんだの・・・
SNSトラブルで大変な思いをしている人も沢山いると耳にするたびに
「私のキャパシティを超えちゃうな。これを上手に使いこなしてトラブルを起こさずにいられるほど
自分は出来た人間ではないし、身の丈に合わないな・・・」と思ってしまいます。
自分のキャパに見合わないものに手を出して苦しむよりも、
それなら最初から踏み入れなきゃいいかなと。
一度始めてしまったら抜け出せないんでしょうし・・・。
39歳の、人間としてまだまだ未熟な自分には早い！と思ってるので
10代20代の若い子たちがトラブるのは当然ですね。
大人でも難しい世界ですよ。
なのでいつか大金を手にして仕事しなくても生活できて、
「やることがない〜暇だ〜」ってなったら１からちゃんと学んで使おうかなと思っています。
SNSやLINEをしない、メールしか使用しないということは
「この人知り合いかも・・・」みたいな機能はないので
学生時代の友人たちと突然再会、ということもありません。
特にケンカ別れしたとかではないけど、住んでいる地域や環境が変わると
連絡を取らなくなったりするのは自然なことかな…と思いますし、
もし私になにか用事がある人がいたとしても、
20年以上メールアドレスを変えていないので、本気で連絡とろうと思えば出来るはずです。
先日私の携帯に「もしかして・・・このアドレスまだ使える？」とメールが来ました。
相手は女子高時代の友人Aちゃんで、最後にあったのは15年ぐらい前でした。
「使えるよ〜」から始まり何度かやり取りを繰り返し、Aちゃんの近況報告を聞きました。
Aちゃんは某大学の物理系の学部に入り、そこから超大手のIT関連の会社に就職し、
企画開発を行う仕事をバリバリしていたようですが、
数年前に結婚して今は育休中とのことでした。
まあ、私の年代ではこの辺りの人生の段階が多いですよね。
他人の人生を聞いて色々想像を巡らせるのが大好物なので、
聞いててとても面白かったのですが、Aちゃんから「大野は今何しているの？」と聞かれました。
さあ！ここからが難しい！
別に自分の近況を話すことはダメではないです。
私の年齢で一番スタンダードな【結婚→出産】というイベントこそしていないものの、
別に警察にお世話になることもなく、社会に迷惑かけることもなく、
ただただ地味〜に生活しているだけなので、何も臆することはないのです。
が！
そういうことではなく、自分の近況報告をすることは別の危険をはらんでいます。
それは「相手を嫌〜な気持ちにさせないかどうか」ということです。
地味〜な生活であることには間違いないのですが、でも実は私は【隠れリア充】です。
SNS映えするような、リア充アピールできるような毎日を過ごしてはいないものの、
お金の使い方も、時間の使い方も、休みをどう過ごすかも、今日何を食べるかも
全ては私の自由な選択の中で日々を送っています。
傍から見ると何を楽しみに生きているのかがわからないようで、
うちの小娘(小池さん）にも「大野さんは何が楽しくて生きてるんですか？」
と聞かれたことありますし、
同じことを聞いてきた人は他に２人もいます。
（失礼な！小娘にはわかるまい！）
でも、たとえ金欠で趣味の旅行に行けなくても、
夜間の仕事を増やしてヘトヘトだったとしても、
何よりも自由を求める私にとっては、この生活はこの上ない幸せです。
だけど・・・もしそのことを私が口にせずにアピールにならないように心掛けたとしても、
Aちゃんが感じ取ってしまったらどう思うでしょう。
Aちゃんだって30歳過ぎるまで全て自分の好きなようにお金を使い、
好きなように時間を使い、誰に縛られることもなくキャリアを積んできたはずです。
結婚→出産というイベントを経て一点の曇りもなく
幸せに生活をしていれば何も問題ありませんが、
もしかしたら自由が利かなくなったと悩んでいるかもしれません。
仕事を離れてキャリアが止まったことに対する不安とか、
家族は大切だけど「もし結婚してなければ・・・」と思っているかもしれないし、
私とAちゃんの生活の違いが浮き彫りになれば下手すりゃ突然泣き出すかもしれません。
Aちゃんが心の内を全て話してくれているとは限らないのです。
そんなことがパッと頭をよぎった私は、嘘をつくつもりはないけど
出来るだけマウントを取るようなことにならない様に、
ブログ投稿で培った文章力を最大限発揮して返信しました。
「私は動物病院で勤務医やってるよ。副業の仕事もしてるから忙しいし、
お給料の多い仕事でもないから大変だけど、
まあ、猫１匹養うぐらいなら出来るし、
猫も良い子なのでそれなりに楽しく生活してるかな〜」
みたいな。どうですか？嘘は1つもないけど「超羨ましい！」ってならない絶妙なライン！
これなら「そうなんだ〜」ぐらいで済みそうですし、
「マウント取られた！」とかならなそうですし
当たり障りのない無難な返答だと思いませんか？
すると、Aちゃんから比較的すぐに返信が。
大丈夫だよね？感じ悪くなかったよね？悲しい気持ちにさせてないよね？
とドキドキしながらメールを開いたところ・・・
「そうなんだ〜でも大野には
早くイイ人見つけて、早く結婚して、早く子供産んで
早く幸せになって欲しい！」
だそうです。
あれ？私、今の生活にと〜〜っても満足してるんですが・・・。
幸せになって欲しいって・・・今不幸だなんて一言も言ってないのに・・・。
なんかいつの間にか不幸のレッテル貼られてます？
いい歳して猫飼って一人で生活してるなんて、寂しいに違いない的な？
なんか、もしかしてマウント取られてますかね・・・
こっちはマウントにならない様に細心の注意を払ってたのに！そっちか！
みたいなことがあるから、昔の友人との距離の取り方って難しいですよね〜
メールでもこれですから、SNS始めた日にゃ大変ですよ。
まあ、生きてる世界がガラッと変わると理解の範疇を超えるでしょうし、
そうなるとマイノリティ側はいらぬモヤモヤを受けることになりがちです。
でも、どこかで見てるかもしれない私の知人の皆様に伝えたいです。
私はとても楽しい毎日を過ごしております、ご心配なく！
おまけ
私が幸せだな〜と感じる時。
↑のんさんがリビングのこたつから
「なかが あつくて しぬかと おもったにゃ」って
フラフラになりながら出てくるとき。
本当はのんさんの写真を載せることはマウントになるのではないかといつも心配です。
だって、のんさんて特別に可愛い猫ですし、
写真も可愛くない時がないんですよね〜。
何かまるで私が「可愛い猫しか相手にしないのではないか」とか誤解されそうだし、
もうのんさんの存在自体がマウントみたいじゃないですか・・・。
と院長に相談したところ、
「大丈夫です！のんちゃんは普通ど真ん中ですから。
ふつーの猫、ふつ助ですから！」
と言われました。
ああ〜やっぱり院長もひがんでるんですね〜。気をつけよう！
