2020年05月15日 [日常あれこれ]
5月前半のトリミングと、新しい動物を迎えるにあたっての真面目な話
こんにちは、獣医師の大野です。
5月前半のトリミングをご紹介します。
トイ・プードルのピノくん
チワワのノアくん
シーズーのハナちゃん
MIX犬のユキちゃん
トイ・プードルのなのちゃん
シェットランド・シープドッグの鈴蘭ちゃん
トイ・プードルのニコちゃん
トイ・プードルのモコちゃん
シェットランド・シープドッグのユキちゃん
シーズーのれいちゃん
トイ・プードルのモコちゃん
柴犬のうめちゃん
チワワの小梅ちゃん
MIX猫のミミちゃん
トイ・プードルのココちゃん
パグのATOMくん
トイ・プードルのルイくん
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
この季節は仔犬や仔猫の来院が増えます。
新しく購入したり、4月に生まれた野良の子猫たちが外の世界に出てくる時期だからです。
ここ数日で当院も合計4匹の仔猫に巡り合いました。
一番小さい子は生後数分の子でしたが、体重はなんと86g!
500円玉12枚分と同じぐらいです。
考えてみると、のんさんは現在5.45kgなので重さでいえば63倍!
もし3000gで生まれた人間が63倍にまで体重が増えるとすると、190kgになるということです。
例えるならマツコ・デラックスさんを1.3倍したぐらいまでに成長するということです。
猫ってすご〜く大きくなりますね。
この季節、仔犬や仔猫の可愛さにひかれて「飼う!」と即決してしまう方もいますが、
よ〜く考えて決断してください。バッグや服を買うのとは違いますよ。
体重は軽いですが、相手は命です。
私たち獣医師が仕事をしていると、生まれる瞬間も死ぬ瞬間も、
元気な時も病気の時も、色々な瞬間に立ち会います。
もちろん、動物が亡くなったり病気になったりするのは悲しいことですが、
それ以上に悲しいなあと思うことがあります。
それは「飼い始めた時のようには大事にされていないな」と思う時です。
まだ赤ちゃんの時には家族みんなで可愛がっていたのに、
大きくなると散歩をしたり遊んであげたりすることが面倒になってしまったり、
予防注射や健康管理や日常のケアも基本的なしつけもしなくなってしまったり。
「やっぱり赤ちゃんがかわいい!」とまた新しい子を迎え、尚更先住の子がおざなりになり、
その繰り返しになってしまうケースもあります。
犬猫は長ければ15年以上生きます。赤ちゃんの姿でいるのはそのうちの3%ぐらいの期間です。
厳しい言い方をすれば、上記のような方は動物を飼うのに向いていないのだと思います。
大人の姿でいる97%の方を大切にできないのであれば、飼ってはいけません。
また、ペットショップで動物を購入する際に、ショップの店員さんが
お店に都合の良い情報しか与えていなかったり、
場合によっては嘘の情報で購入を勧めているな、と思うことがよくあります。
散歩がいらない犬なんていませんし、ケージに入れっぱなしで
放っておいていい犬も猫もこの世にいません。
賢い犬種はいますが、何もしなくても良い子になるわけではありません。
「こんなんだと思わなかった!ショップの店員の説明と違う!」という言葉を聞くたびに、
無責任な店員に対して怒りを覚えます。「説教するから連れて来い!」と言いたい…
飼主さんの飼育スタイルに明らかに合わない種類の動物では、飼い続けることが難しくなり、
飼主さんのモチベーションも下がって世話が疎かになってしまうことはよくあります。
あまり散歩に行けないのに長時間の散歩が必要な犬種を飼ってしまったり、
広いスペースがないのに体格の大きい犬を飼ってしまう、などがあげられます。
自分の飼育スタイルに合った動物を飼うことって実はとても大事なことなのです。
動物を迎えるときに迷いすぎることはありません。迎えてしまってからではもう後戻りできません。
迎え入れる前に気になっていることや心配なことがあれば、是非ご相談ください。
休診日を除く15:30〜16:00の時間帯であれば、
獣医師が客観的な立場に立ってアドバイスをさせていただきます。
初回の相談は無料です。
動物も人間も、お互いにとって楽しく豊かな生活となってくれることを、
私は(たぶん院長も)何よりも望んでいます。
◇◆おまけ◆◇
因みに【ちびにゃんこ】と【でかにゃんこ】の大きさ比較です。
先日保護されたばかりの生後6週間のちびにゃんこ
↑真ん中のスティックのりは比較用です。
同じケージにでかにゃんこを入れてみます。
↑昼下がりののんさん、スティックのりを添えて
両手で掲げたちびにゃんこ
↑2匹一緒でも余裕です。
両手で掲げたでかにゃんこ
↑のんさんは形が維持できずに下に伸びます。私の腕は重さでふるふるします。
そしてとても迷惑そう…
のんさん…あなた、可愛さ全然負けてないよ!
5月前半のトリミングをご紹介します。
トイ・プードルのピノくん
チワワのノアくん
シーズーのハナちゃん
MIX犬のユキちゃん
トイ・プードルのなのちゃん
シェットランド・シープドッグの鈴蘭ちゃん
トイ・プードルのニコちゃん
トイ・プードルのモコちゃん
シェットランド・シープドッグのユキちゃん
シーズーのれいちゃん
トイ・プードルのモコちゃん
柴犬のうめちゃん
チワワの小梅ちゃん
MIX猫のミミちゃん
トイ・プードルのココちゃん
パグのATOMくん
トイ・プードルのルイくん
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
この季節は仔犬や仔猫の来院が増えます。
新しく購入したり、4月に生まれた野良の子猫たちが外の世界に出てくる時期だからです。
ここ数日で当院も合計4匹の仔猫に巡り合いました。
一番小さい子は生後数分の子でしたが、体重はなんと86g!
500円玉12枚分と同じぐらいです。
考えてみると、のんさんは現在5.45kgなので重さでいえば63倍!
もし3000gで生まれた人間が63倍にまで体重が増えるとすると、190kgになるということです。
例えるならマツコ・デラックスさんを1.3倍したぐらいまでに成長するということです。
猫ってすご〜く大きくなりますね。
この季節、仔犬や仔猫の可愛さにひかれて「飼う!」と即決してしまう方もいますが、
よ〜く考えて決断してください。バッグや服を買うのとは違いますよ。
体重は軽いですが、相手は命です。
私たち獣医師が仕事をしていると、生まれる瞬間も死ぬ瞬間も、
元気な時も病気の時も、色々な瞬間に立ち会います。
もちろん、動物が亡くなったり病気になったりするのは悲しいことですが、
それ以上に悲しいなあと思うことがあります。
それは「飼い始めた時のようには大事にされていないな」と思う時です。
まだ赤ちゃんの時には家族みんなで可愛がっていたのに、
大きくなると散歩をしたり遊んであげたりすることが面倒になってしまったり、
予防注射や健康管理や日常のケアも基本的なしつけもしなくなってしまったり。
「やっぱり赤ちゃんがかわいい!」とまた新しい子を迎え、尚更先住の子がおざなりになり、
その繰り返しになってしまうケースもあります。
犬猫は長ければ15年以上生きます。赤ちゃんの姿でいるのはそのうちの3%ぐらいの期間です。
厳しい言い方をすれば、上記のような方は動物を飼うのに向いていないのだと思います。
大人の姿でいる97%の方を大切にできないのであれば、飼ってはいけません。
また、ペットショップで動物を購入する際に、ショップの店員さんが
お店に都合の良い情報しか与えていなかったり、
場合によっては嘘の情報で購入を勧めているな、と思うことがよくあります。
散歩がいらない犬なんていませんし、ケージに入れっぱなしで
放っておいていい犬も猫もこの世にいません。
賢い犬種はいますが、何もしなくても良い子になるわけではありません。
「こんなんだと思わなかった!ショップの店員の説明と違う!」という言葉を聞くたびに、
無責任な店員に対して怒りを覚えます。「説教するから連れて来い!」と言いたい…
飼主さんの飼育スタイルに明らかに合わない種類の動物では、飼い続けることが難しくなり、
飼主さんのモチベーションも下がって世話が疎かになってしまうことはよくあります。
あまり散歩に行けないのに長時間の散歩が必要な犬種を飼ってしまったり、
広いスペースがないのに体格の大きい犬を飼ってしまう、などがあげられます。
自分の飼育スタイルに合った動物を飼うことって実はとても大事なことなのです。
動物を迎えるときに迷いすぎることはありません。迎えてしまってからではもう後戻りできません。
迎え入れる前に気になっていることや心配なことがあれば、是非ご相談ください。
休診日を除く15:30〜16:00の時間帯であれば、
獣医師が客観的な立場に立ってアドバイスをさせていただきます。
初回の相談は無料です。
動物も人間も、お互いにとって楽しく豊かな生活となってくれることを、
私は(たぶん院長も)何よりも望んでいます。
◇◆おまけ◆◇
因みに【ちびにゃんこ】と【でかにゃんこ】の大きさ比較です。
先日保護されたばかりの生後6週間のちびにゃんこ
↑真ん中のスティックのりは比較用です。
同じケージにでかにゃんこを入れてみます。
↑昼下がりののんさん、スティックのりを添えて
両手で掲げたちびにゃんこ
↑2匹一緒でも余裕です。
両手で掲げたでかにゃんこ
↑のんさんは形が維持できずに下に伸びます。私の腕は重さでふるふるします。
そしてとても迷惑そう…
のんさん…あなた、可愛さ全然負けてないよ!