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[日常あれこれ]

2022年06月22日

安中家メンバー増員のお知らせと、のんさんの面白さを考察してみた

こんにちは、獣医師の大野です。

院内飾りを変更しました。
テーマ:梅雨

全体

あじさい

お習字の半紙と発泡スチロールで作りましたが、
1日1回中央を押さないと落下してしまいます。
てるあじ

てるてる坊主は何故かみんな後ろを見てしまいますので、
受付PC使ってると視線を感じます。

◇◆お知らせ◆◇
院長のおうちに家族が増えました!
ご紹介します。

もく

三男:木(もく)くん

炭

三女:炭(すみ)ちゃん

薪

四女:薪(まき)ちゃん

名前がとても斬新です。
スイーツシリーズ(チョコ・ココア)とか果物シリーズ(モモ・みかん・いちご)とか
その辺は今までも出会ったことがありましたが、
安中家のテーマは・・・樹木?
樹木だと【けやき】とか【スギ】とかですもんね。
なので樹木というよりは…燃料?
炭ちゃんは黒いから炭ちゃん、木くんと薪ちゃんは茶色いからだそうです。
3匹


人間のお兄ちゃんお姉ちゃんに可愛がられ、幸せいっぱいに成長中ですが、
他人の家の幸せに水を差すようで言いにくいんですけど、
ここだけの話ですが…
なんとこのお3方は…

院長と血が繋がってません!
驚愕の事実

あら…奥さん…なんてことを…

と思ったんですが、
なんと院長の奥さんとも血が繋がってないそうです!
うん、逆に良かった。それならそれで。どうしようかと思っちゃった。

実はこの3匹、元は保護猫なのですが、
現時点で猫免疫不全ウイルス感染症(いわゆる猫エイズ)陽性なのです。
でも現在陽性だからと言って、必ずしも感染猫というわけではありません。
この子たちのお母さん猫がエイズに感染していることは間違いなさそうですが、
そのお母さんからの移行抗体が体からまだ消えていない時期なので
そのせいで陽性の判定が出ているのか、実際に本当に感染しているのかは
今のところ判別できないのです。
ですので、生後半年を過ぎた頃にもう一度検査をして判定することになります。
本当は、のんさんのお友達になってくれるといいなと思ったんですが、
検査で陰性が出ない限りはのんさんとの交流はお預けです。
でも先日ケージのドア越しに会った時は、のんさん早速「シャー」言われてしまいました…。
大先輩になんてことを・・・
残念です。負けるなのんさん!3匹の体重を足してもあなたの半分以下よ。

今後この子たちのことも書いていければと思います。
お楽しみに!
全体



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

私はのんさんの飼い主なので「断トツ1番可愛い!」と思ってますが、
たぶんそれはどこの飼い主もそう思っていることだろうと思います。
安中家の3匹の仔猫を前にしても、
「かわええのお。でも…まだまだのんさんの足元にも及ばないな〜」
と、一人ほくそえんでいます。
100人に聞いたら98人ぐらいは安中家の仔猫たちっていうんでしょうけどね…。

でも面白さに関しては、間違いなく誰よりも上です。
これは仔猫たちの飼い主である院長も認めています。
「面白さ出しちゃったら反則ですよ…誰も勝てない」と。

のんさんの面白さって、どちらかというと【表情の動き】なので
静止画で伝えるのはちょっと難しいんですが、
ナナメ

何故か斜めに傾いてどこ見てんのか謎だったり
やだな

あからさまに嫌そうな顔したり
盆踊り

完全に遅いのでヒモがとっくに通り過ぎた空間で盆踊りみたいになってたり
まあ、静止画もなかなか面白い…

何が面白いと思わせるのか考えてみると、
のんさんの面白さの一因となっているのは【眼】な気がします。

小学生でも何となく理解できるように、
眼の構造についてできるだけわかりやすく説明しますと、

顔を【家】に例えると、眼は【窓】の部分です。
家


窓のある2つの部屋が左右の眼球ですが、
ただし、窓は普通と違って家の外壁にカーテンがついています。
外壁カーテン

このカーテンが【虹彩(こうさい)】というところで、一般的に言う「眼の色」とは
この虹彩の色のことをいます。
例えば
あおめ

↑この猫の眼は青なので、
青

こういうことですし、
オッドアイ

↑このようなオッドアイと言われる左右で色が違う猫の場合は
おっど

こういう状態です。

また、カーテン(虹彩)の隙間部分を【瞳孔】といいます。
先ほどの図では家の中(眼の中)にソファーとかありますが、
もちろん実際の眼の中にそんなものはなく、
部屋の明かりもついていないので真っ暗です。
実際の眼

なので、何色のカーテン(虹彩)をしていようが(眼の色が何であろうが)
瞳孔の色は黒くなります。部屋の向こう側の壁が見えていて、
この壁が網膜というところで、ここで物を見ているのです。

興奮している時や危険が迫っている時、周りの環境が暗いときは
外の様子をよ〜く見る必要があるので、光を取り入れるために
カーテン(虹彩)は全開になります。
それが⇩
全開

実際ののんさんの眼だと
きゅるるん

こんな感じになります。(黒目がでかくて可愛ええのぉ)
動物病院に来院した時の動物たちは大抵は緊張状態ですので、
ほとんどの子は黒目の部分が大きくなります。

逆に、特に緊張せずリラックスしている時や明るいところでは
光がたくさん入ると眩しいのでカーテンは閉じ気味になります。
ほぼ閉じてる

実際ののんさんの眼だと
ほそっ

↑コレです。

写真を撮ったりするときは黒目がちな方が可愛いのですが、
実はのんさん、カーテン(虹彩)ほぼ閉じている状態の時が非常に多いのです。
院長は「緊張感がないからだ!」と言いますが、実はもう一つ理由がありまして…。

私は感覚過敏なので眩しいのがとても苦手です。
自宅は床の色も濃く、カーテンや家具も暗い色を設置していますし、
照明を暗めに設定しています。
のんさんはその環境に慣れてしまっているので、
病院に連れてくるとやたらと黒目が細〜くなってしまうのです。
たぶんのんさんも眩しいのに慣れていないのではないかと…
でもこんなに日常的に瞳孔が細い子はなかなかいないので
「果たしてその隙間から、ちゃんと見えてる?」
といつも心配になります。
恐らく何かのきっかけで野良になってしまっても、外の世界を
こんな細い目で歩いてたらよく見えなくてまた事故に遭いそうです。
まあ、危険が迫ることはないんで、良いんですけどね。


あと、のんさんの目の周りにはよく目ヤニがついてます。
めやにん

気付いたら取ってあげるようにしているのですが、
気付くとまたついています。
病的な目ヤニではないのですが、のんさんは身だしなみを自分で整えないので
猫がよくやる毛づくろいとか、顔を洗ったりとかそういうことをあまりしません。
なので、いつか自分で取るかな〜と思い、目ヤニがついていても
敢えて取らずに放置していると……
何時間後でもず〜っとくっつけたまま生活しています。

採取

のんさん、もう大きいんだからさ、自分で取るんだよ
仕方ないので取ってあげると
強奪

それ のんちゃんの!
なんだか大急ぎで目ヤニを食べたがります。

いやいや、だったら自分でやってよ。

しかものんさん、自分は毛づくろいしないくせに、私の毛づくろい(?)はしてくれようとします。
「飼い主の方が汚い」とでも言わんばかりに。
むむ!失礼な!かわいい

おまけ
今日まで小池さんがある場所に旅行に行ってます。
羨ましいですね・・・
私はコロナが流行してから全く旅行ができておらず、
一昨年は栃木あたりに行こうと思って予約までしていましたが、
結局キャンセルしました。
今年こそどこかへ行きたいな…という気持ちを込めて。
旅行へ行けない皆さんへ、のんさんからプレゼントです。
栃木の日光東照宮に行った気持ちになってください。

みざる

見ざる
いわざる

言わざる
きかざる

聞かざる

※のんさんは猿ではありません。

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